快適操作の本格派財務会計ソフト
MS-Accessで動作する小規模法人向け会計ソフトの決定版
フリーソフト公開までの経緯
弊社は昭和62年に創業以来40年近く、会計帳簿の記帳代行業務を行ってまいりました。
その間、いくつかの有名な財務会計ソフトを利用してきましたが、それぞれ、一長一短があり、完全に満足できる操作性をもった会計ソフトはありませんでした。
それなら自分たちで開発しようと一念発起し完成した会計ソフトが、快速会計 for Access なのです。
よく使う機能だけを凝縮し、しかも、操作性にとことんこだわった仕様になっています。なるべくマウスを使わずに、キーボードで操作するように工夫しています。
とても良い会計ソフトなので、多くの会社で使っていただきたいと思い、フリーソフトとして公開しました。
Microsoft365を業務に使う会社が増えています。WordやExcelはよく使うと思いますが、Accessが眠っていませんか?もったいないですよ。
快速会計 for Accessを、ぜひ、お使い下さい。取引先ごとの売掛金管理・買掛金管理だけを行う目的にも使うことができます。
フリーソフトですが、メールでのサポートをやっております。お問い合わせフォームをご利用ください。
快速会計 for Accessは、税込経理用の会計ソフトです。すべて、税込金額で入力し、税区分(課税10%、課税8%軽、免税、非課税、不課税など)を設定します。
簡易課税を選択している事業者で軽減税率の売上が無い場合は、(課税)と(その他)の2区分で十分なのです。とにかく、面倒が無いように配慮しています。
本則課税での消費税の申告に際しては、割戻し計算をして、内税額を算出します。そのために、「消費税区分別取引集計表」を印刷することができます。
快速会計 for Accessでは、消費税の申告書を作成できません。申告書に転記する集計金額を出すところまでをやります。
2023年10月1日施行のインボイス制度への対応を行いました。
仕訳入力伝票で適格請求書発行事業者の区分を記録するためのユニークな手法を見てください。
インボイス制度のために、仕訳データ入力の手間が2倍に増えます。神経を使います。時間もかかります。目も疲れます。
そこをいかに「快速に」進めていくか、大手メーカーにはできない工夫があります。
2023年は、会計ソフトメーカーや、趣味で仕訳プログラムを作ってきた人たちにとっては、試練の年になりそうです。きちんとインボイス制度に対応できていないと、そのソフトウェアは生き残れないからです。
主な特長
・消費税のインボイス制度と電子帳簿保存法に対応しました。(Ver.6.00~)
・仕訳入力伝票の仕訳明細行の右端に、適格請求書発行事業者の区分を記録するオプションボタンを設けました。その区分の結果を、仕訳帳と元帳で確認することができます。仕訳帳・元帳の印刷では、支払先が適格請求書発行事業者でない場合に独自のマークを印字します。
・会社法に則った正しい財務諸表を作成することができます。
・振替伝票では、借方貸方いずれかを空白にした複合仕訳ができます。行の上下の入れ替えも簡単です。
・仕訳時に税区分リストから選んで税区分を設定することができ、税区分ごとの取引集計表を印刷することができます。インボイス制度の施行後は、これに、適格請求書発行事業者か否かの区分を条件に加えます。
・当日よりも未来の伝票日付で仕訳登録ができます。
・期の途中でも任意の勘定科目に新規に補助科目を設定することができます。また、補助科目に別々の消費税区分を設定することができます。
・仕訳ひながた機能、伝票複写機能があります。複写の機能はいろいろと多彩です。
・月次棚卸しをしている会社では、前月末の棚卸し高を月初に逆仕訳しますが、それには「逆仕訳用に複写する」機能が役立ちます。
・非常に優秀な「仕訳複合検索」のフォームがあります。抽出した仕訳データに対して、一括して、勘定科目や補助科目の変更・税区分の変更・摘要の変更・部門の変更・適格請求書発行事業者の区分変更などができます。
・過去に修正や削除された伝票を検索し、復活させることができます。また、当初の入力日時と修正処理日時を含めて修正前の仕訳データを、CSV形式でエクスポートすることができます。(電子帳簿保存法対応)
・日付がまちまちでも連続して現金払いとクレジットカード払いの仕訳入力が可能な「出金伝票高速入力」機能を備えています。
・重要な勘定科目や覚えにくい勘定科目を、常時、画面の隅に表示しておける「科目印箱」機能があります。
・伝票入力の操作性の良さは、有名会計ソフトを上回っています。マウスでの操作を少なくし、キーボードのファンクションキーに多くの機能を割り当てています。
・決算月が過ぎたら、法人税等の申告が完了していなくても、仕訳データの年度更新をやって下さい。前期の決算整理をしながら、当期の仕訳入力もできますので、データファイルを行ったり来たりしながら、申告書の提出完了を待ちましょう。決算・申告業務が完了したら、年度更新再実行をして繰り越し金額の整合性を保ちます。年度更新再実行は、何度でもやることができます。
・複数社の複数年度の会計処理を平行してできます。
・プログラムの終了時に、自動的に仕訳データのバックアップを行います。
このように、快速会計 for Access は、たくさんの便利な機能とストレスのない快適な操作性をもっていますから、小規模法人にとっては、一度使ったら手放せなくなるソフトです。
■快速会計 for Access は、このような方たちに使っていただきたいのです
・消費税の課税事業者になったが、日々の記帳や消費税申告書の作成に不安がある。
・手書き帳簿を使って試算表や決算書を作成することに、限界を感じ始めている。
・銀行から融資を受ける際に、試算表や収支予定表を求められるが、それの作成に大変な時間と手間がかかり、苦労している。
・パソコンを持ってはいるが、あまり利用していない。
・パソコン会計に興味がないわけではないが、「難しいことはきっと覚えられないだろう」と、半分あきらめている。
★しかし、大丈夫です!
次のような方なら、快速会計 for Access を難なく使いこなすことができます。
・複式簿記の基礎知識がある。
・消費税が課税される取引と課税されない取引の区別ができる。
・製造業以外の業種なので、商業簿記を行っている。
・年間売上高が5億円以下である。
・本支店勘定や本格的な部門管理を必要としない。
・MS-Windowsの基本操作ができる。
■快速会計 for Access の便利な機能を、ごく一部ですが、ご紹介します
●快速会計 for Access は、法人コード、法人名、会計期間、決算期数を設定するだけで導入処理が完了し、伝票入力を開始できますから、最初でつまずくことがありません。
その他の設定は、徐々にやっていただければよいのです。
●伝票入力は日付順でなくてもかまいません。内部処理で、自動的に並び替わります。その後いつでも、仕訳日記帳や元帳、試算表などの帳簿を参照・印刷できます。
また、いつでも(年度更新後でさえも)、入力した伝票を検索し、修正・削除・複写が行えます。
●仕訳データを間違いなく登録することに専念してください。総勘定元帳や補助元帳、試算表・決算書は、入力した金額に基づき自動的に作成されますか ら、転記や集計をあらためて行う必要がありません。ひとつの仕訳入力を行うたびに、その仕訳が追加された帳票や試算表・決算書が同時に作成されていくとお考え下さい。これは、拍子抜けするくらい楽ですね。
●過去に入力した科目や金額の間違いに気づいたら、その仕訳伝票を呼び出して修正します。元帳の科目が正しく置き換わり、残高は自動的に再計算されます。赤い二重線と訂正印は、もう、必要有りません。
手集計で相当数の足し算引き算をやり、3回検算したら3回とも違う合計額になったときのショックったらありませんね。そんな気分とは、すっかり無縁になれます。
●伝票入力時では、入力が簡単に効率良くおこなえるように、特に配慮しました。各操作は、ファンクションキー[F1]~[F12]でも可能とし使い易くしました。
●キーボード操作にこだわった設計になっています。左手で入力用の資料(領収証や通帳など)を持つことが多いでしょうから、なるべく、右手一本で操作できるように考えました。
多くのフォームは、[F12]を押すことで閉じることができます。もちろん、マウス利用の有用性も忘れてはいません。
●仕訳ひながたを呼び出して、日付と金額だけを入力し直して登録したり、過去の伝票を複写して、日付だけ変えて登録したりできます。これは、大変便利な機能で、パソコン会計だからこそできることです。
●登録済みの勘定科目・補助科目・摘要をコンボボックスに表示し、そこから選択して入力できます。
仕訳ひながたや摘要の新規登録も簡単です。表示中の仕訳を、そのまま、仕訳ひながたに登録することができます。
●仕訳と摘要の関連づけができます。摘要の登録数が何百と増えても、無駄なく的確に必要な摘要だけが表示されますから、とても便利です。
●その他、数々の便利な機能が備わっていますから、楽をしながら、短い時間で正しく美しい帳簿が出来上がっていきます。つらい肩こりも、きっと、解消されることでしょう。
「複式簿記はむずかしいもの」と頭から決めつけていませんか?
複式簿記こそ、簿記の王道です。上手にできた複合仕訳などは「美しい」とさえ感じます。
完璧な仕訳・美しい帳簿、そして、正しい財務諸表を作成しましょう。
そのために、快速会計 for Access の機能を、ぜひとも活用してください。
最後にちょっと裏話を。。。
本ソフトは、私がMS-DOSの時代に惚れ込んだ会計ソフトを復活させようとして開発したものです。
勘定科目コードはそれと同じです。ただし、製造原価報告書用の勘定科目は省略しましたので、600番台がほとんど有りません。変だな?と思うかもしれませんが、このような事情があるからです。どうか、ご了承ください。