「出金伝票高速入力」をなぜ作ったのか

それは、振替伝票での入力に限界を感じたからです。

ぱっと見、他の会計ソフトの仕訳帳入力の画面に似ていますが、「貸方科目を固定する」という仕様が特長の、仕訳入力フォームです。
貸方科目を、現金や未払金に固定して、日付・借方科目・借方補助科目・金額・税区分・摘要を入力します。と、書くと、「けっこう、入力項目が多いな」と感じるかも知れませんが、貸方科目・貸方補助科目・金額・税区分の入力を省略できるのです。
借方に補助科目がなくて、税区分は自動で設定されることも多いので、使ってみると、スムーズに入力でき、この出金伝票高速入力フォームの良さが実感できると思います。
Ver.6.20から、固定する貸方科目に「雑収入_ポイント利用」も加えて、法人名義クレジットカードなどで溜まったポイントで支払いするケースに対応しました。

固定する貸方科目が未払金の場合は、あらかじめ補助科目に、クレジットカード(JCB・VISA・AMEXなど)・社長立替払いなどを作っておき、このフォームの上部で、補助科目も設定します。

1行ごとが単一仕訳で、下に下に仕訳が追加されて行くのですが、このフォームの最大のメリットは、上の方の離れた仕訳も複写できることです。
私が実務でこのフォームを使うのは、クレジットカードの利用明細書を見ながらの入力と、大量のガソリン代や駐車料金を入力する場合で、ENEOSとか、リパークとか、タイムズ24とかのレシートがどっさりあるときに大活躍します。
複写をしまくって、日付と金額だけを入れ直すのです。日付も、上の行と同じ日付なら、ただEnterキーを押して進むだけで日付が複写されます。

出金伝票高速入力フォームが無かったときは、振替伝票でクレジットカードなどの仕訳をやっていましたが、例えば、借方科目が交際費で、貸方科目が未払金(AMEX)の仕訳が多くあっても、日付が変われば、一旦、振替伝票を登録しなくてはならないのです。
そして、また、日付を入れて、借方科目に交際費、貸方科目に未払金(AMEX)を入れていく。当然、金額も、同じ金額を借方と貸方に入れます。この作業、この無駄な手間がひどく苦痛になりまして、苦心の末に、出金伝票高速入力フォームを作ったのです。

日付や科目がバラバラよりも、入力前の準備として、支払先ごとに資料をまとめておき、せめて月ごとにはまとめておくと、入力作業がやりやすいですね。月がバラバラだと、やはり手間がかかります。
月が同じときは、行の左端の水色のテキストボックスに「日」を入れるだけで、年月日がセットされます。

若干、クセのある仕訳入力フォームなので、「あれ?なんか、うまく行かないな」と感じたら、Escキー(エスケープキー)を2~3回押してみてください。たいていのトラブルは解決すると思います。

※ ちなみに、すべての仕訳入力フォームに共通のことですが、Accessのお作法として、カーソルが別の行(下か上の行)に移動したときに、それまでカーソルがあった行の内容が確定します。
行の左端に、鉛筆のマークが出ているときは、まだその行が未確定(編集中)であるということです。