手書き帳簿からパソコン会計への移行

今までの苦労はいったい何だったんだろう、と思いますよね♪

ほとんどの話が、私の経験談になりそうですが、共感していただける部分が多いと思います。
私がある会社の経理の仕事を始めたときは、帳簿は紙で、細字のボールペンを使って、手書きで記帳をしていました。
経理の仕事内容はいくつもありましたが、最も重要な仕事は「帳簿付け」でした。
正しい帳簿付けができないと、会社の売上・仕入・費用・利益が正しく把握できません。
「銀行に融資を申し込むので、試算表を作ってください」などと言われたら、青ざめました。
実は、帳簿付けって、多少、資料を溜め込んでも、後から頑張って追いつくことができる仕事なので、往々にして、資料を溜め込んでしまうものでして。
そんなときに、「試算表」とか言われたら、もう必死で、徹夜もいとわずに作るしかないぞ、と。

帳簿付けの準備は、売上・仕入・費用に関わる資料を、それぞれ時系列(日付順)に並べ替えるところから始めます。
そして、振替伝票の起票です。私の勤務先では、仕訳日記帳に記帳せずに、もっぱら振替伝票で処理をしていました。
伝票日付を書き入れ、科目印(ゴム印)をぺたぺた押して、金額をボールペンで書き入れる。当然、複式簿記です。
その次は、大きな布張りのバインダーにはさんだ総勘定元帳のページをめくって、科目ごとに転記していき、足し算・引き算をして残高を記入していく。間違えたときは、赤いボールペンで2本線を引いて、黒いボールペンで正しく金額を書き直して、訂正印を押す。
試算表を作るときは、月末時点の、すべての科目の残高を拾って、試算表の用紙に、科目と金額を転記していく。最後に、借方金額の合計と貸方金額の合計が一致するかを確認する。
複式簿記をやっているからには、貸借の合計金額が一致することは当然なのですが、一致しないことが多い。
さて、そこからですよ。
なぜ一致しないのか。転記ミスなのか、計算ミスなのか。すぐに原因が判れば良いですが、転記漏れとか、二重計上とか、考えられる要素はたくさんあって。
あっという間に、夜はふけてゆき、朝日のまぶしさに目を細める朝のひととき。。。
コーヒーの飲み過ぎで気持ちが悪いし、あっ、無精ひげも。

ところが、パソコン会計を始めたあとは、どうなったでしょうか。

まず、資料を日付順に並べ替える必要がない。むしろ、消耗品費とか旅費交通費とか、費目ごとに分けておいたほうがやりやすい。
事業年度の範囲内であれば、どの月の資料でもランダムに入力ができて、自動的に日付順に並び替わって帳面が印刷される。
足し算・引き算をして残高を計算する必要がない。
一番最初の仕訳入力さえ間違えなければ、一瞬のうちに、正確な元帳も試算表もできあがるので、「転記」という作業が必要ない。
科目印も訂正印も必要ない。
伝票の修正も複写も思いのままで、過去の成果を有効に活かすことができる。
パソコンの得意技の検索と抽出で、確認したい伝票を瞬時に見つけることができる。
試算表を作るために、事務所で朝を迎えることが無くなる。
「パラダイス」という言葉が、頭に浮かぶ。

けっして、誇張してはおりません。
かなり、控えめに書いたくらいでして。
これほどまでに、手書き帳簿とパソコン会計との差は大きいのです。
まして、消費税制度のこと、インボイス制度が始まったことを考えれば、もはや、パソコン会計の導入は必須のことと、声を大にして申し上げたいです!

今すぐに、パソコン会計を始めましょう♪